ションポーレ(Shompole)

タンザニアとの国境に近い、大地溝帯を見下ろす山の上に建つションポーレ。
地図で見ると、道もない山の中にポツンと表示されている。
フロントはなく、リラックスルームとダイニングを兼ねた場所で、オーナーと話しながらくつろいだ気分でチェックイン。
客室は、1棟ずつ別棟になった建物。
特徴は、壁が無いこと。ドアもない。あるのは、柱と草葺の屋根。
従業員はよく教育されているため、ドアがないといっても、不安な思いを抱く事は全くなかった。
ドアはないけれど、マサイの槍を部屋の入口に立てれば、closeの合図。
槍を端に寄せればopenの合図。
とんでもなく心地好い部屋の中の様子がこちら。
ベッド、プール、ソファー、テーブルが配され、床には木材とホワイトクオーツが使われている。
どこを歩いても、足の裏に気持ち良い。
暑くなれば、裏の泉から湧き出す水で満たされたミニプールに足を浸して、涼を取ることもできる。
食事は、ダイニングでいただくこともできるし、お部屋でいただくこともできる。
とにかくゲストがくつろぐことを第一に考えたロッジだ。
嫌いなものや食べられないものがあれば、出来上がりからその食材だけを外すのではなく、全く違うメニューのものを作ってくれる。
部屋からは、大陸の裂け目、グレートリフトバレーの雄大な景色を望むことができる。
部屋から見える、ションポーレの滑走路。
塩の浮き出た大地に、ポツンと1本の線が浮かび上がっている。
マガディ湖からションポーレの道がとんでもない悪路のため、ゲストの90%以上がセスナ機でションポーレ入りするそう。
ベッドは、キングサイズとシングルサイズが準備されていて、ゆっくりと眠ることができる。
夜になると蚊帳が下ろされるため、虫に悩まされることもなかった。

ベッドに居ながらにして眺める大地溝帯の景色と、絶え間なく聞こえる鳥のさえずりは、まるで夢の中にいるかのよう。
洗面所も2つ。
ホワイトクーツのひんやり感が心地よい。
シャワーも大地溝帯を望みながら。
お手洗いも大地溝帯を望みながら。
この開放感が、クセになりそうな程気持ち良い。
ここは、とても鳥が多いので、部屋にいると小鳥が遊びに来たり、部屋の中を通り抜けていったりする。
時々リスも遊びに来ることがある。
飲物は、フリードリンク制。
リクエストした飲物を、部屋のクーラーボックスに常に補充してくれる。
ベッドから眺める大地溝帯側の景色。
大地溝帯側から眺めるベッドサイドの景色。
お値段はかなり張るうえ、部屋数が少なくツアーに組み込まれる事がほぼないため、さらに割高な手配旅行となるが、何度でも泊まりたくなるとても心地好いロッジだ。
 Shompole 

部屋は、1棟ずつ別棟になったコテージタイプ。
壁や扉がなく、テントと呼ぶべきか、ロッジと呼ぶべきか悩んでしまう特異な作り。
食事は朝・昼がブッフェ形式。夕食はコース。美味しい。
鳥が豊富な地域にあるため、絶え間なく鳥のさえずりを聞き、姿を見ることができる。
売店はセンスが良い。お値段は良心的。

ションポーレHP
ションポーレの売店内。
マサイビーズを使った小物などが販売されている。
種類は少ないが、センスが良くて可愛い物が多い。

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