桜  陶  祭

毎年、4月の第一土・日に長崎県東彼杵郡波佐見町中尾山で開催されている「桜陶祭(おうとうさい)」。
波佐見焼(はさみやき)の窯元が集まる中尾山に活気を取り戻そうと、平成元年から開催されている陶器市だ。

波佐見焼は、白磁器を主体とし、その器は軽くてとても扱いやすい。
全国的に有名な佐賀県の有田焼にも近く、スーパーで「有田焼」として売られているのが実はここの器だったりすることもある。
波佐見焼の名前は、有田焼ほど知られていないけれど、実は雑貨屋さんでよく見かける器が波佐見焼のものだったりと、意外に身近な所にあり、お洒落な物やシンプルで使いやすい物が多い。
個人的には有田焼よりも波佐見焼の方が、使いやすい器が多くてお気に入り♪



普段窯元ではお店に卸す器を焼いているため、一般には開放されておらず、事前に連絡をして特別に開けてもらうか、窯元ではなくギャラリーで購入する事になる。

けれど、桜陶祭の時は、窯元だけでなく地元の方も参加して、町をあげてのお祭りムードが漂い、各窯元やギャラリーもセールを行って、小さな山間部は手作りのほのぼのとした活気に満ち溢れる。

そんな桜陶祭の名物といえば「陶箱弁当」。
各窯元が、それぞれ作成した焼き物にご飯を盛り、2日間限定、個数限定のお値打ち価格で売り出しているのだ。
お値段は、ひとつ2,000円〜3,000円前後。
各窯元ごとに趣向のこらされた器は毎年形が違い、お重型の物あり、お皿型のものありと様々。
当日買えるものもあるけど、基本的には売り切れごめんの予約制。


他にも、
●各窯元を巡るスタンプラリーがあって、スタンプを集めると、ちょっとした器がもらえる!
●おうどんや焼き鳥などの露店も出ていて、その時出される器は持ち帰り自由!
●窯元によっては敷地内でおにぎりやバーベキュー、お酒を振舞ってる!
●お昼にはだご汁無料振る舞い!
などなど、手作りのイベントが催されていて、とっても楽しい。
ちなみに、山間のイベントなので、歩いて回る道は多少アップダウンがあります。

車は、朝早い時間なら会場近くの駐車場に停める事ができる。
満車になると麓のやきもの公園に停めて、そこからシャトルバスに乗っていくことになる。

公共の交通機関は、川棚バスセンター又は佐世保駅前から西肥バスに乗って「やきもの公園前」下車。
そこから車組と同じシャトルバスに乗って会場へ。
平成17年に訪れた時は、問い合わせても臨時のバスなどは特にないと言われたけど、もしかしたら今はもっと便利な方法があるかも。

桜陶祭の様子と、購入した陶箱弁当はこちらから↓

● 平成17年4月3日旅行記 ・・・クリック・・・ 
● 平成18年4月1日旅行記 ・・・クリック・・・ 

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