高島

船は高島に到着。

桟橋に着いたところで船を降りるけど、船長さん「ありがとう」としかおっしゃらない。
まだ料金払ってないんだけど・・・。
ここで渡せば良いのかな?と2人分の料金を渡す。
寡黙な職人さんって感じでかっこいいな〜。

さて、島に入ってターミナルに置いてあった地図をもらいバス停に行ってみる。
バス停はあったけど、時刻表がない。人もいない。
うーむ。。。
もしや、定期船が来る時刻に合わせて走ってるだけ?

しばらく待ってると、遠くに赤いバスが見えたので「よしよし!」と思ってると、そのまま遠くの道路をブイーンと通り過ぎてしまった。
こりゃ港には来ないね。

バスを諦めて、歩き出してみる。
目指すは山の上の展望台。
どれだけ歩けば良いのか想像もつかないまま歩いていると、さっき見た赤いバスがちょこんと車庫に入ってる。
廃車してるらしきバスもあるけど、隣にあるのはさっき走ってたバスだよね?
ここって、いわゆる営業所だよね?
恐る恐る、車庫の隣にあるドアを開けてみる。

「あの〜、展望台に行くバスはありますか?」

・・・・・なかった。

やっぱり定期航路が着く時間じゃないので、バスも走ってないらしい。
と、そこのおかみさんが
「うちの車で送ってってあげるよーーー。バス停からは展望台まで結構遠いし、最後は歩かなくちゃいけないけど、車ならバスよりちょっとだけど近くまで行けるよ。」
有難い。素直に好意をいただくことにした。
展望台までの道々伺った話によると、家族経営でバスを運行しているらしい。
さっき見た赤いバスを島内に走らせてて、島民の足代わり(いわゆるコミュニティバスみたいな感じ)になってるので、町から補助をもらって経営してるんだって。

そうこうしているうちに展望台入口に到着。
お礼を言って、山道を登り始める。

ここからでも展望台までは息が切れる位ある。
親切なおかみさんに出会えてよかった〜〜〜。
展望台からの景色は素晴らしい。
風が渡り、真っ青な海が広がっている。
あ〜っ、気持ちいいな〜〜〜〜〜っ。

しばらくここでホ〜ッと景色を眺めて、山を下り始める。
路地を抜け、目指すは海岸。
こりゃ、方向音痴の私が先頭に立ったら辿り着かないよ。。。
ひたすら殿の後ろを着いて行く。
いつの間にか麓に到着。
海岸へ。

すーーーんごく水が綺麗!

海岸にあるパラソルと椅子は、どうやら自由に使って良いみたい。
売店もあるので、焼そばなどを買い込んで、パラソルの下でいただいた。
あ〜〜〜ん、水着持って来れば良かった〜。

ジーンズの裾を折り曲げて水に入ってみたら、すーんごく気持ち良い。
もう濡れてもいいやっ!で、腿辺りまで水に入ってみたりする。
帰りたくないけど、もうカエルんだよ〜。
定期航路に乗り込んで、高島を後にします。

再びバスに乗り込んで、長崎市内まで戻ってきた。
昨日の中華ちまきが美味しかったので、もう一度中華街に行ったけど、残念ながらお店が閉まってた。

長崎からは、JR特急で福岡に帰ります。

丁度日が沈む頃に帰福です。



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