4.火口

中岳へは、車でもロープウェーでも行く事もできる。
今回私たちは、そのまま車で登ることにした。
草千里の先に「阿蘇山公園道路」のゲートがある。
通行料金を払ってると、貼紙発見。

「喘息、気管支炎、心臓障害の方は火口見物を禁止します」

・・・・・やばいんじゃない?
と殿を見る。

そういえば昔、草千里でも、中岳から流れてくる火山ガスで喘息を起こした子を見た事あるぞ・・・。
と、遠い記憶が蘇る。

しかし・・・・・。迷ってる間に火口に着いちゃったよ。

二人とも気管支が弱いので、ちょいドキ。


火山活動が活発な時、火口見物は禁止になる。
小康状態を保ってて見物OKの時も、ガスが強いので、風向きによってはガスの溜まりやすい場所が通行禁止になったりする。
今日はどちらも大丈夫みたい。

画像の古めかしい建物は、突然火山活動が起こった時に非難する場所。その奥が、火口を取り囲んでる柵。

覗いてみると、中で湯が煮えたぎっている。
硫黄の臭いもする。
辺りには木1本生えていない。
地獄ってこんな感じ?


草千里から、ほんの数分車で走っただけなのに、こんなに景色が変わるなんて。


火山ガスの溜まりやすい、低い位置は心持ち早足で抜けて車へ。
喘息も出ずに、ほっと一安心。

ここから阿蘇登山道・吉田線を下って南阿蘇へ入りま〜す。
カルデラの中は、中央にできた阿蘇五岳を挟んで、南阿蘇と北阿蘇に分けられる。
南阿蘇は、素朴な景色が残っている場所で、北阿蘇は猿回し劇場やカドリードミニオン(熊牧場)などの観光施設があり、開けた場所になっている。

私たちは、南阿蘇の白川水源を目指します。



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