18.07.19 From Aberdare to Samburu

ツリートップスのメインホテルで朝食を取り、8:30出発。
今日は赤道を越えて、北半球に入る。

今朝は小雨が落ちている。
既に乾季に入っているはずなんだけど、今年は雨が多いんだって。


途中、コーヒー畑に寄ってみる。

コーヒーの実は、摘み取るための機械が開発されていないため、全て手摘みなんだって。
摘み取りやすいように、樹高は人の背丈くらいにカットされている。
熟すと、赤くなる。
雲が晴れて、右手にケニア山が姿を現した。
国名の由来にもなった、ケニア一の高さを誇る山。

この辺りは、小麦、とうもろこし、じゃがいも、ケール、フレンチビーンズなどの栽培が行われている農業地帯。
作物は輸出もされている。
赤道の通る町、Nanyukiに到着。
世界中で赤道が通っている国は10カ国程。
貴重な赤道超えに、ワクワク。
・・・とは言っても、もちろん線なんて見えないんだけどね。ふふっ。


ここでは、お土産物屋さんがぴったり張り付いて離れない(笑)
赤道では、その張り付いたお土産物屋さんがコリオリの力の実験をしてくれる。
バケツに水を流し、南半球では時計回り、北半球では半時計回りに水が回転するってやつである。
疑い深いので、水を反対向きに指でクルクル回してみたりなんかしてみた。うふっ。

赤道証明書をいくらかで発行するって言ってたけど、確かオクボさんがくれるって言ってたので丁重にお断りして、お店の中だけ見せてもらった。
ロバが荷物を運んでる。
ラクダもいる。

ケニアでは、まだまだ子供も貴重な労働力。
10数キロ先まで水を汲みに行くのも子供の仕事。
Isioloから先は、未舗装道路が続く。
工事が行われていたので、何年後かには舗装道路になるのかな?
工事区間が終わると、ひたすら砂利道。
画像では分からないけど、所々に穴も開いてるし、前にトラックでもいようものなら砂埃で全く前が見えなくなる。乗ってるだけの私はいいけど、これは運転し辛いだろうなー。

途中、マタトゥ(小型の乗り合いバス)が2台故障で停まっていた。
オクボさんは、車を停めて助けに行ってあげる。

この時に限らず、ロッジでモンキーがお客さんの食べ物を狙っていたら追い払ったり、N.R.内で騒がしくしている人がいたら注意したりと、オクボさんに限らず熱い魂を持ってる人が多い。

ケニアでは、助け合いの精神が息づいているんだって。
サンブルN.R.のゲートに到着。
ここは、アミメキリン模様。
他にシマウマ模様のゲートもみかけた。
日本の動物園の入口っぽい。

だけど、大きく違うのは、国立保護区を囲う柵がないってこと。
野生動物に、人間が決めた境界なんて関係ないので、保護区内外行き来自由である。
入口にある看板。
サンブルN.R.では、メスライオンが追いかけたオリックスの親からはぐれた子供と、2週間位過ごしてたことがあるんだって。
本来エサとなる個体と過ごすことはとっても珍しいことで、当時は世界中から報道陣などが来たらしい。
結局、オリックスの子供はオスライオンに食べられちゃったんだけど、このメスライオンはまた同じようにオリックスの子供と過ごし、結局3度同じ事をしたんだって。
この看板は、そのメスライオンとオリックスの子供を描いたもの。

看板の下には動物の骨がゴロゴロ転がってる。


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