2006.07.22 From Nakuru to Masai Mara

7:30レイクナクルロッジを出発。マサイマラへ向かう。


ロッジを出てすぐ、ライオンに遭遇。
ライオンもハーレムを作る。


百獣の王で、ハーレムの主。
うーむ。女の私から見てもウラヤマシイ。


メスが狩りをし、獲物はまずオスから食べる。
うーーーむむむむむ。やっぱりウラヤマシイ。


オスは何をするかって〜と、縄張りを守り、ハーレムを乗っ取られないようにする。
そりゃ大変だ。

NakuruからNarokまでは、そのほとんどが未舗装道路で、かなりガタガタの山道。
大地溝帯の中にあたり、土地が肥沃なので、キャベツ畑やとうもろこし畑が見える。

この辺りの、荷物を運ぶ主な手段はロバ。
Nakuruを出てからの道沿いには子供が多く、車を見ると皆見事に手を振る。

今日は快晴だけど、どうも夜のうちに激しい雨が降ってるみたいで、所々に水溜りが残っている。
ナクルを出発して1時間半。
車が列を成して停まってる。
私達もストップ。

ナンだナンだ???
あ・・・。
先の上り坂で車がぬかるみにはまってる。

村の男衆が100人位出てきて、1台ずつ押していってる。

ぬかるみが深く、車体は右に左にとお尻を振って真横になりながら少しずつ登ってく。

うーむ。
4駆でも厳しいぞ。。。
後ろも順番待ちの車がずらり。

同じように、対向車も待ってる。
30分待って、私達の番がやってきた。
助けてもらいながら登ったところで、オクボさんが男衆に謝礼を渡す。

よっしゃー!ぬかるみ脱出!!!

と思ったのもほんの数秒。

向かいからしびれを切らした大型トラックがやってきて、目の前でツルリンとすべって脱輪。
片輪が完全に宙に浮いてしまってる。

・・・・・・・えーっと、そこで脱輪されると通れないんだな〜。


幸い、真横になって停まってるわけじゃないので、トラックの横には車が通れるだけのスペースがあるっちゃ〜ある。
あるんだけど、残念ながらそこだけが落とし穴のごとく思いっきり陥没してるのだ。
ワゴン車1台すっぽり入る大きさ、深さ。

絶妙な位置で脱輪してる大型トラック。

落とし穴の前で成す術なくじーーーーーっとしてるオクボ号。

さあ、どうするっ!?(←人事)


私にゃ〜、落とし穴よりも困った問題が。

トイレに行きたくなってしまった。。。
ずっとガタガタ道走ってるから、やたらトイレが近いんだよね〜。

こうなったらいよいよ青空トイレか!?と思って周囲を見回すも、村人全員出てきてるんじゃないの?って位ギャラリーがいて、到底無理。
ん゛ーーーっ、困った。
とりあえず、「トイレになんか行きたくない、全然平気」と自己暗示をかけてみることにした。

よーし!こうなったら思いっきりスピードつけて、映画のようにポーーーーン!!!とは・・・・・・飛び越えられないよね〜?
んなことしたら、確実に頭から穴の中にまっさかさまだよね〜?

ああ、トイレに行きたくてつまんない妄想が膨らむよ。。。

そこへ、丸太をかついだ男衆がやってきて、オクボさんと激しく交渉を始めた。
どうやら、この丸太を落とし穴に渡して即席の橋を作ってくれるみたいだ。

やがて交渉成立。
急ピッチで橋が作られてゆく。

待つことさらに30分。橋完成。

渡り初めは私達。。。。。
こぇ〜〜〜〜〜〜っ。
バランスくずしたらお終いだよ。
タイヤが橋を踏み外してもお終いだよ。

車はスリップしながらじわじわと橋を渡っていく。振られる車のお尻を男衆が総出で押さえ、オクボさんは慎重にアクセルとハンドルを操っている。
友人はお祈りしてる。
私は、はよ抜けてトイレに行かせてくれ〜〜〜っ!と切羽詰った願いを捧げる。

願いが届き、無事に渡り初め完了!
ばいび〜〜〜っと、気持ちも新たに出発したところで、またまたぬかるみが。
あうっ、タイヤ取られて真横になっちゃった。

んがっ、ここはドライビングテクニックを駆使して自力で脱出。

はふ〜、この旅一番の難所だったね。
昨日から天気を心配してたのは、これだったんだね。
雨が降ってなきゃ、なーんてことない山間部だもんね。

トイレに行きたくならなけりゃ、この状況をもっと楽しめたのに。残念!

男衆が車を押してる横で、子供達は「スィーツ(アメくれ。)」と手を差し出す。
ここまではよくある話。
だけど、ここでは手を差し出す大人もいた。

後のことも考えず、飴を買えない子たちにその味を覚えさせたのは誰だ?

マサイ村でも飴を配ってる人をみた事があるけど、その心理を想像してみるも、どうにも分からない。

笑顔が見たいから?
お恵みを与えたいから?
単に野良犬や野良猫にエサをやるのと同じ心理ってことかいな???

トイレを我慢すること2時間。
やっと休憩場所に到着!!!
よ゛がっだ〜〜〜〜〜。

これで気がかりな事もなくなったぞ〜。

さ、行こ行こ。トゥエンデトゥエンデ♪♪♪



Narokを過ぎると、しばらくは舗装道路が続く。
この辺りは、補修も行われてる。
しばらく進むと再び穴ぼこだらけのコンクリ道路。

私は乗ってるだけだから、苦にならないし、ドライビングテクニックに感心するだけなんだけど、運転する方は大変だねー。
さあ、マサイマラN.R.に入ってきたぞ〜!
エレファントグラスが生い茂って、いかにもマサイマラな光景が広がる。

ナクルを出発して6時間。
13:30ロッジに到着。


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