2006.07.25 From Masai Mara to Nairobi

とうとうケニアを旅立つ日になってしまった。

身支度を整え、8:00にロッジを出発。


ヘビクイワシに遭遇。
命からがら逃げ出したネズミが藪の中に入ってしまったので、それを何とかして叩き出そうとしてる。
『おいっ!出て来いっ!!』


あ、ネズミ逃げてった。
『こんにゃろっ、こんにゃろっ!!!』


気付かないヘビクイワシ。
『う〜む、逃げられたかな?』


そうだよ、逃げられちゃったんだよ。
『ちぇっ。』
はふ〜、この景色とも最後。

この日の事はあまり記憶にない。

最後だから泣くまいと思うのに、涙が止まらない。
鼻まで出てきちゃったよ。とほほ。


途中、1度だけ休憩を取ったけど、トイレだけ済ませて早々に車に戻る。


なーんにも話さない。
友人も、何にも言わない。
オクボさんも、何にも言わない。
ロッジを出発して5時間。
ナイロビに入り、ポツリポツリと会話が始まった。
この辺りはナイロビの下町になるのかな。

この先に高級住宅地があるんだけど、そこの家賃は4万〜6万ksh(64,000円〜96,000円)で、政治家とかが住んでるんだって。
ナイロビの高級中華料理屋さんで昼食。
半分も入らなかった。

車が、オクボさんの勤める会社の前で停まった。ハーフミラー張りのそれは立派な建物だ。
ここから、行きがけに出迎えてくれたカロラインさんが乗り込んで空港まで一緒に行く。
空港でチケットの確認をしてくれるらしい。
途中、大型スーパーに寄ってもらってお土産を買い込む。
長く休ませてもらったし、職場にはしっかり買っとかなくっちゃね。


・・・・とうとう空港に着いてしまった。

空港の送迎場所では長く車を停められず、オクボさんとは追い立てられるようにお別れ。
それでも長かったらしく、お別れした後、違反切符を切られてた。ポレ・・。

ジョモケニヤッタ空港はセキュリティ上、搭乗する人しか空港の建物内に入ることができない。
チェックインした後のカロラインさんとのチケットの確認は、空港建物のガラス越しにすることになる。

駐車場に車を停めて、オクボさんも見送りに来てくれたので、2人とガラスを挟んでお別れ。

出国審査に行くと、審査官が
「どうして泣いてるの?」
と聞いてきた。
自分でもどうしてこんなに涙が出るのか分からないよ。

だけど、説明する英語力を持ち合わせてないので
「Because I love Kenya.」
と言っといた。中1、1学期並みの英語力である。

飛行機が離陸すると、それまで必死になっていた気持ちが途切れたのか、気分が悪くてどうしようもなくなる。
座っておく体力すら残っていないような脱力感で、もらった飲物も喉を通らない。
ドバイまでの5時間を何とかこらえて、乗継までの時間、空港でゆっくり座っておくことにした。
ここでかなり回復。

ドバイからセントレアまでの飛行機は、ガラガラ。
お陰で、3席分を使って、横になって帰ることができた。


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