機体は、セントレアに到着。 ここから福岡に乗り継いで旅も終わり。 まだ誰もいない待合室で、大型テレビだけがしゃべっている。 テレビのない生活をしていたので耳障りらしく、友人がスイッチを切りに行ったけど、スイッチもボリュームも扱えないようになってたと言いながら戻ってきた。 携帯の電源を入れ、殿に無事にセントレアまで着いたとメールを入れる。 ロッジに公衆電話はないので電話もできなかったし、ツァボとマサイマラから出した葉書も着いているかどうか分からない。 きっと心配してるだろう。 すぐに返信メールが届き、福岡空港まで迎えに来てくれるという。 家から空港までは1時間半。 後から聞いた話によると、殿の仕事が休みだったのは、私が旅行に行ってた2週間のうち1日だけで、この日も休日出勤をした後に空港まで来てくれたらしい。 ありがとう。 |
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友人と福岡空港で別れ、23:00無事に帰宅。 翌日から仕事に行き、また日常生活が戻ってきた。 毎日思い出していたケニアでの様々なシーンも、日々の生活に紛れ、否応無く記憶の底へと沈んでいく。 それが、哀しい。 それでも時々、キリンの優しい目や、大きな木の下で我が物顔に眠るライオンの姿、果てしなく思える程の地平線、そしてケニアの人々の人懐こい笑顔を時々思い出し、どうしようもなくあの大地に帰りたくなってしまう。 帰国してから、ケニアの夢を時々見るようになった。 夢を見てる時、毎日3時4時5時と早朝に起きて仕事に行ってる殿がふと私を見ると、ニヤニヤ笑ってるらしい。 一人だけ楽しそうなのがくやしいとデコピンされ、そこで目が覚めて夢は終わっちゃうんだけど(笑) 一度、スワヒリ語の夢を見たことがある。 私のスワヒリ語レベルなんて超超超カタコトで、会話レベルまでには全然達していない。当然、夢の中でも何て言ってるのか全然解らなかったけど、そこではペラペラとスワヒリ語で会話をしていた。 こんな経験初めてだ。 いつか、夢でみたような日が来るのだろうか。来るといいな。 こんなにも惹きつけられる何が、あの大地にあるのだろう。 長ーい旅行記、最後まで目を通してくれて、ありがとうございました。 あなたもケニアに行ってみたくなりましたか?ふふっ。 |
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