鍵曲、萩城址

城下町エリアにやってきました。
この辺りの道路は鍵曲(かいまがり)と呼ばれる造りになってて、敵が侵入してきた時に迷わせ、追い詰めることができるよう道路が鍵の手形になり、両側には高い土塀が築かれてる。
教習所のクランクのような感じ。

土塀に埋め込まれてる瓦とのコントラストが独特。
道路を歩いてみると、先がどうなってるのか見えなくて、迷い込んだ感覚に陥る。
土塀や白壁越しに夏みかんがのぞいてるのは、萩の風物詩。
廃藩置県で職を失った武士が、生計を立てるために庭に夏みかんの木を植えたのが始まりなのだそう。

今では、夏みかんを使ったゼリーやジュースなどの加工品が萩土産になってる。
続いて萩城址へ。
萩城は、松本川と橋本川に挟まれた三角州の端、海に突き出した指月(しづき)山の麓に築かれた。

関が原の戦いに敗れた毛利輝元が、112万石から36万石に減封された際、この地に築城したもので、その後山口に藩を移すまでの260年に亘り、政治の中心となった。

明治時代になり、廃藩置県によってお城は解体、公売に付され、現在はお濠や石垣、城壁の一部が残ってる。
堀端に佇み、当時に思いを馳せてみる。
さて、山口へ向かってそろそろ移動しなくちゃならないので、ここで萩を後にすることにした。
武家屋敷は、車の中から軽く眺めるだけにする。
16:20山陰線に乗り込み、東萩駅を後にする。
これから益田で山口線に乗換え、新山口駅へ向かう。
冬の日の落ちるのは早い。
もう夕暮れ時。
車窓からは、日本海を望むことができる。
漁村や海、移り行く景色を楽しんでる間に、益田に到着。
ご当地土産。
山陰らしく、イカやカニ味のお菓子が多い。

益田で乗換え待ちをしている時に、雪が降り出した。
どうりで寒いはずだ。

これから乗る山口線は、山間を通り、途中津和野なども抜けてくんだけど、真っ暗で外は見えない。
20:15予定どおり新山口駅に到着。
今日の宿泊は、駅の真ん前にある新山口ターミナルホテル。
2人で驚きの4000円台!しかも朝食付き。1人分で考えても十分安い値段なのに、2人でって。

どんな所だろう・・・と思いながらチェックインしたけど、部屋は綺麗だし、お布団は羽毛で気持ち良いし、廊下にはコーヒーやココアが飲めるサーバーがあって飲み放題。
大満足のホテルだった。
朝食も、普通にホテルの朝食バイキングで、美味しい。
また来ることがあったら、ここに泊まろう。

近くの焼鳥屋さんで夕食を食べながら、明日は広島方面に行ってみる事に決定。



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