厳島神社

厳島神社へ行ってみます。
丁度潮が満ちていて、神社が海中に浮かんでるように見える。

海岸に建設されてるので、引き潮の時は、この辺りは水がなくなってしまう。
神社を見るには、断然満潮の時に訪れる方が綺麗です。

今回、私達は急遽行き先を決めたので確認しないまま来ちゃったけど、計画して来る場合は、潮見表で満潮時に合わせて訪れた方が良いかも。
逆に、大潮辺りの引潮の時は、海中の鳥居に歩いて近付くことができます。
厳島神社は、1996年世界文化遺産に登録されてる。
で、国宝でもある。

こっちの看板の方がカッコイイ、と思うのは日本人だからか?
現在の社殿は、平清盛が造営したもの。
毛利元就や、豊臣秀吉も訪れた社殿を、私達も歩いてみる。
朱塗りの社殿が、海面に浮かぶように建っている姿は、何ともいえず美しい。

様式は、開放的な寝殿造り。
ここは、台風の被害を受けやすく、今年は9月7日に来た台風18号の被害を受け、桧皮葺の屋根などがめくれてしまってた。

この時に国宝左楽房も倒壊していて、この時は、左楽房のあるべき場所がぽっかりと空間になってた。
本殿。
ここも、正面の屋根に被害の痕が残ってるし、一部めくれてしまってる部分もある。
台風襲来からすでに4ヶ月が経ってるけど、まだこれだけの被害が残ってることを思うと、かなりのダメージを受けたんだろう。

手前の広い部分は平舞台で、管絃祭の際には、ここから船が出るそう。
重要文化財の能舞台。
1991年の台風19号で、倒壊してしまった。

その後、修復され、今ではこのとおり。

海上にせりだした舞台での能は、きっと幽玄で、時代を超え平安の世界へ誘ってくれるんだろうなと、思いを馳せてみる。
この舞台は、潮の満ち引きで音の響きも変わるという。

厳島神社は、自然の猛威で壊れては修復し・・・を何度も繰り返しながら、現在の姿を保ち続けてる。
厳島神社の大鳥居。
観光パンフには、必ずと言っていい程掲載されてる、海中に浮かぶように建ってる鳥居です。

海に朱塗りの鳥居や神殿が浮かぶ姿は、まるで竜宮城のよう。

厳島神社の後ろにそびえる弥山。
ロープウェーもあり、頂上の展望台から景色を一望に眺めることができる。

私達も、ロープウェー乗場を目指して、山道を途中まで登っていったけど、これまた台風の影響か、木が何本もなぎ倒され荒れたままになってる。
う〜む。。。
手付かずにしてるこの姿は、世界遺産を誇る島としてさすがにどうなんだろ・・・って感じになり、結局今回は途中で引き返すことにした。




フェリー乗り場へ向かうまでの間、再び厳島神社の参道を通り、お楽しみのご当地グルメを楽しむ。

広島といえば牡蠣。
参道沿いには、牡蠣焼を売ってるお店がいくつもあり、手軽に食べられる。
レモンをちょっと絞って、いただく。
すんごく美味しい!
そして、宮島といえば紅葉饅頭。

宮島の名所、紅葉谷を訪れた伊藤博文公が、立ち寄った茶店で茶を差し出す娘さんの可愛い手を見て、
「紅葉のような可愛い手だね。食べてしまいたいな〜。」
と言ったことにヒントを得て、誕生した菓子だとか。

餡をカステラ生地で包んだもので、現在は、カスターと味とか、チーズ味とか、色んな味の紅葉饅頭がある。
もうひとつの宮島名物あなご。
帰りの列車で食べるべく、私達もあなごめし弁当をひとつお買い上げ〜。



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