青島/鬼の洗濯板とチキン南蛮

青島の周囲にある「鬼の洗濯板」へやってきた。
ずーっと続く大きなギザギザが鬼が使う洗濯板のようであるところから名付けられてる。
引き潮の時に姿を現し、上を歩くこともできる。

かつては海底にあった砂岩と泥岩の層が隆起して、波の浸食を受け、柔らかい部分が削られ硬い部分が残ったという壮大な地球の地殻変動によってできたもの。
三千万年から百万年前に海底にできた層をこうして今見てるなんて、気の遠くなるような話だ。

ここは、「青島の隆起海床と奇形波蝕痕」として、国の天然記念物に指定されてる。

青島から南に下る日南海岸線沿いの所々で、同様のものを見ることができる。
丁度引潮で姿を現していたので、近付いてみた。
かなり段差がある。
所々に潮溜まりがあり、ヤドカリやイソギンチャク、蟹の姿を見ることができる。
ここで、昼食を取る事にした。
なんてったって、んもうお腹がペコペコなのだ。
青島の周囲には数軒の食堂があるけれど、「チキン南蛮に自信あり!」という気迫がみなぎっている宮交レストランへ入る事にした。
オーダーはもちろん宮崎名物、チキン南蛮。
チキン南蛮とは、揚げた鶏肉を甘酢に漬け、タルタルソースをかけた料理。
初めて見ると「どうなの?」と感じるかもしれないけれど、これが絶妙にマッチしてとっても美味しい!!!

正直、団体客が入るようなレストランの味はどうかなぁと思ってたんだけど、すんごく美味しかったです。

店内に貼ってた説明書きによると、ここの甘酢にはパイナップルを使っているらしく、酸味がまろやかになっていて、けれど味がぼやけておらず、ペロリと完食♪
デザートは、自転車で売ってたカットパイン。
普通に売られているトロピカルフルーツが、南国に来たんだな〜という実感を強くしてくれる。


何よりも、お母さんの笑顔が素敵。

パイン売りのお母さんもそうだけど、お店の人やホテルのフロントの人など、今回出会った宮崎の人は、皆、のんびりとしていて優しく、ほがらかな南国気質を見たような気がした。


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