| ひとしきり流氷を眺めた後、北浜駅から涛沸湖へ向かって国道沿いを歩いていく。 途中、「とうふつ湖→」の案内標識から右方向へ入っていくと、突き当りが湖。 とても分かりやすい場所にある。 |
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| 国道沿いには、こんな看板も。 クリオネ専用水槽なるものもあるようだけど、海水をきちんと換えれば、冷蔵庫でも飼育できるそう。 |
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| 途中、立派なつらら発見。 幼い頃には小さなつららが下がっていた福岡でも、ここ20年ほどは、まったく見なくなった。 珍しいので折ってみると、意外と簡単に折れることに驚き、たまらなく楽しくなる。 |
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| 陽が当たり、透明なつららが輝く様は美しい。 | ![]() |
| 10分ほどで涛沸湖に到着。 餌のパンを100円で売っていたので買い求めると、袋からあふれんばかりに追加してくれた。 |
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| 三浦綾子さんの「氷点」「続氷点」では、人間の原罪に傷つき、人生を見失った主人公の陽子が、一人で網走を訪れ、迷う気持ちを抱えたままここにやって来るシーンがある。 その後、一条の光が差し込む夕暮れの流氷を眺め、希望を抱くところで物語りは終わるのだが、離れた場所で白鳥に餌をやる人たちを見ていると、ふっと陽子がそこに一人で佇んでいる様な気がしてくる。 「あれは架空の話ですが、後から現実が追いかけてきているんですよ。」と言った上司の言葉が思い起こされる。 |
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| しかし、そんな干渉も束の間。 「くれっ!くれっっ!!!」とエサに首を伸ばす白鳥のつぶらな瞳に、「うきゃ〜っ♪」とテンションは上がる一方。 陽子とはほど遠い、お気楽な人生だ。 |
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| 名前の分かんない、クロ坊主のこの水鳥は、どこで見かけても一列になって泳いでた。 |
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| 振り返ると、売店の前に怪しげなビンが一つ置いてある。 これは、あれに違いない! クリオネ。 下にくたっとなってるのは、眠ってる状態らしい。 そのほとんどが水分のクリオネは、死ぬと糸くずみたいになっちゃうそう。 |
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| しばらく涛沸湖で過ごした後、再び北浜駅へ。 少し時間があるので、途中、浜へ降りてみることにした。 浜には流氷が乗り上げ、青い色をその中に閉じ込めている。 |
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| 流氷の上では、網を持ったおじさんが海中から何かをすくっている。 どうやらクリオネを捕っているよう。 流氷とともに、こんな沿岸にもクリオネがやってくるらしい。 ずかずかと歩く観光客に、 「そこから先は海だから危ないよ。」 と声をかけている。 怖がりの私は、下に砂地が見え、明らかに砂浜に乗り上げていると分かる流氷にしか乗れないけど、ぴょんぴょん歩いていく人がいることにびっくり。 流氷の海に落ちると、僅か3分程で命を落とすらしい。 近年、氷が薄くなって割れやすいらしいので、ぜーーーーったいに氷には乗っちゃダメだぞ〜。 |
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| 北浜から、1両の汽車に揺られ再び網走駅へ。 まずは、荷物を置くためにホテルへと向かう。 この日のお宿は「網走セントラルホテル」。 網走駅から徒歩10分強、斜め前が網走バスターミナル、裏は繁華街というとても便利な場所にある。 部屋からは凍てついた網走川が見え、非常に過ごしやすいホテルだった。 朝食付ツインルームで、大人一人6,300円。 |
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| チェックインして、早速繁華街へ散策に出かける。 人気の少ない、いかにも果ての町という雰囲気。 まずは夕食にお寿司屋さんへ入ってみた。 「白い巨塔」の再放送を見ながらお寿司を握る大将。 まあ、味はテレビ見ながら握ったお味。よって店名は伏せる。 ついでに、持ってきた10%オフ券は、一部のメニューにしか使えないから今回はダメだと断られ、がっくりしてお店を後にする。 トボトボと商店街を歩いていると、突如賑やかな一角が現れた。 オホーツク屋台村。 今日から開催されている「網走オホーツク流氷まつり」に協賛して、商店街でバーベキューコーナーが開催されているよう。 出ている露店から素材を購入して、準備されている炭で焼いて食べるようだ。 ジンギスカン、牛肉、手羽先、カニ、ほっけ、コマイ・・・。んーっ、美味しそう!! 豚汁やおでん、お汁粉もある。 福岡では、冬に外でバーベキューなんてないもんなー。 極寒の地に住む人は、寒さを楽しむ術を知っているようで、ちょっぴり羨ましくなる。 |
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| 私たちは、バーベキューコーナーを尻目に商店街を抜けて、海の方向へ歩いて行く。 目指すは、網走オホーツク流氷まつり! 夜はライトアップされるらしいし、雪像ならぬ氷像は、殊更幻想的だろう。う〜ワクワクワクワク。 と期待を胸に抱えて会場へ。 |
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| しかし・・・・・。 行けども行けども歩けども歩けども、なっかなかたどり着かない。 当に日は沈んで、辺りは暗くなっている。 軽く30分は歩いただろうか。 ようやくそれらしき灯りがポツンと見えた。 |
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| 到着。 さ、寂しい。 人もおらず、露店も閉まっている。。。 |
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| ようやく見つけた人影は、見物客ではなく、雪像のお手入れ中。 会場にあった流氷まつりのスケジュールを見ると、開会式が行われてるらしいんだけど・・・。 んんんっ! 「場所:網走セントラルホテル」 泊ってるホテルであってるじゃんかーーーーー! しかし、氷像は綺麗。 結局、寂しい気持ちを抱えたまま、再びホテルを目指して商店街方向へ折り返す。 この寂しさこそが、網走という町なのかもしれない。 「網走には、一人で行ってみるといいよ」と登場人物に言わせた三浦綾子さんの心情がほんの少し分かるような気がした。 |
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