2008.02.11 −20℃

翌朝。
すっかり気に入ったお風呂につかって、目を覚ます。
全館暖房が効いていて気持ちよく暖かいので、外は2月の北海道だということを忘れたかのように、上着のファスナーをあけてチェックアウトカウンターへ行くと、「今日は寒いですよー。20度はあるかと思います。」
とフロントの方。
どうやらマイナスなんてあったりまえなので、わざわざ「マイナス20℃」なんて言わないようだ。
そりゃーいかん!と慌ててファスナーを閉め、帽子もかぶって外へ。

ひゃー!!!

美しい!真っ白!!水分を含み、温度の低いものは、なにもかも凍っている。
樹氷が朝日に煌めき、川からは水蒸気が立ち上って、幻想的。
草も、すっかり凍ってしまっている。
川の水の方が、雪よりも温かいのか、水の中をチョンチョン歩いていた小鳥も・・・
しっぽや背中に氷がついてる。
まつげも。
まばたきをすると、下まつげとくっつくのが分かる。
よーく見ると、コンタクトの縁も凍ってる。

あんまりホッペがチリチリと痛いので、マスクを取り出して、皮膚を覆う。
凍っていたのはそれだけではなかった。
空気までもが凍てついている。
そう、本物のダイヤモンドダストの出現だ!!
これが見たいがために、宿泊期間中に発生するかどうか分からない川湯温泉へ、行程上無駄が生まれてしまう川湯温泉へ、やってきたのだ。
うーーー、感動!感動でっす!!!

画像の白い粒が、それ。
私は撮れなかったので、殿の画像を拝借。

凍てついた網走湖しかり、オホーツク海の流氷しかり、光に輝くつららしかり、そしてこのダイヤモンドダストも。
厳しい自然というのは、とてつもなく美しい。
阿寒バスのバスセンターに着き、寒さも忘れ、降り続く光の粒をずーーーっと眺めていると、バスセンターの方が出てきておっしゃった。
「今日は本当に綺麗だー。すごいなぁ。」
「しょっちゅう見られるものでもないんですか?」
「うん、条件が揃わないと出ないから、あんまり見られないよー。今日は暖かいからこんな早朝に出たんだなー。」
「暖かい?」
「そう。もっと気温が下がったときは出ないし、出るとしても少し気温の上がったもう少し遅い時間だもの。今日は暖かいんだなー。20℃くらいでしょ。気温が低いときは、濡れタオルを振り回すだけで凍っちゃうよ。今日は凍るかなー?」
と言いながら、事務所へ。
そしてすぐに、タオル片手にやってきた。
「さあ、どうかなー。」
タオルを持ってグルングルン。
「!」
たった2〜3回腕を回しただけでタオルが凍っちゃった!!
むむむむむっ、すごいぞ川湯!!!
いやー、すっかり気に入っちゃったなーーー。
出発時間になったバスに乗り込み、川湯温泉駅へ向かう。
バスに揺られながら車窓からの景色を眺めていると、棒のようなものを手に持った人が。
よくよく見ると、凍ったタオル。
すごいぞ!
10分ほどで、釧網本線・川湯温泉駅に到着。
ここの駅舎には、足湯も設置されている。
駅前には、摩周湖からの清らかな水が。
駅からも、温泉の源である硫黄山を望むことができる



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