2006.07.17 From Tsavo West N.P. to Amboseli N.P.

6:00起床。
雲が晴れて、キリマンジャロが姿を現した。幸先よし♪

朝食を食べ、9:30ロッジを出発。
今日は、アンボセリへ向かう。

西ツァボからアンボセリへは、Kimana Gate から入るのが最も近い。
けれど、治安が心配されるルートでもある。

とりあえず、万が一に備えて、
貴重品を分散する!(分散しすぎて、帰国してからもしばらく存在を忘れてた)、ダミーのお財布を持つ!!ビンボーっちぃ服を着る!!!etc
と、自分達に出来得る限りの対策を取って、鼻息荒くいざしゅっぱーつ!!

・・・・・・が、心配するまでもなく、既に国レベルで対策が取られていた。

鼻息荒い大和撫子を乗せた車は、西ツァボ Chyulu Gate に到着。
車を停め、「10時過ぎに出発します。」とオクボさん。

へ?あと20分もあるよ???

理由を聞くと、なんと、ここから銃を持った護衛の人が車に乗るという。
アンボセリへ向かう車も隊列を組んで行くので、他の車の到着を待つんだって。

な〜んだ〜〜〜、こりゃ安心!!!

「じゃあ、車の中から写真撮っても大丈夫?」
「大丈夫ですよー。」
盗賊がいたらカメラ持ってるのも見られちゃまずいかと思って、しまっておいたカメラをいそいそと取り出す。
10:15ライフルを持った人が乗ってきた。
こんな人と行動を共にするのは初めて。

現キバキ大統領が就任したのは2002年。
前モイ大統領は、1978年から2002年まで実に24年間も在任していた。その間、汚職等がはびこり、治安も悪化していた。けれど、新大統領になってから治安維持に力を入れ、好転に向かっているという話は耳にしたことがあった。

だとすると、これも治安対策のひとつなのかな。
確かに、観光による収入が大きな国だから、治安悪化は大きなダメージだろう。
時間はかかるかもしれないけど、かつてのようにナイロビを歩けるまで回復してくれるといいな。

何はともあれ、これだけの対策がなされていれば安心。
全車揃ったところで出発。

10分ほどで Shetani Lava Frow に到着。一旦車を降りる。
Shetani Lava Frow(悪魔の溶岩流)。
その名のとおり、溶岩が流れた跡がそのままに残っている場所。
黒くてゴツゴツした大地が果てしなく思えるほど広がっている。
言葉も出てこない、もの凄い光景だ。
大地の中に1本だけ、こんな風に車の通る道が造られている。
アンボセリまでコンクリート舗装は一切されていないけど、道路はフラットで、穴があいていないので意外に平気。
オクボさんも、ここは運転しやすいからそんなに疲れないと言っていた。

隊列を組んだ車。
その数、約10台。
それぞれの車に、銃を持った護衛官が同乗してくれている。
道中には、マサイ族の村が点在していて、牛の放牧風景にもよく出会う。
マサイ族は牛やヤギを飼う遊牧民族だ。

彼らの生活見せるという方法で、観光客を受け入れている村もある。
中には、受け入れている事が分かるよう看板を立てたり、道路近くに女性が出て呼び込みを行っていたりする村もある。

アンボセリ〜マサイマラ一帯がマサイ族のテリトリー。
観光客の受け入れは、貴重な現金収入源でもある。

西ツァボを出発して、2時間半でアンボセリN.P.の Kimana Gate に到着。

アンボセリは、典型的なサバンナ地帯で、とっても乾燥している。
乾季になると湖が干上がるため、所々に小さな竜巻が舞い上がっている


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