2006.07.23 Balloon Safari in Masai Mara N.R.

4:00起床。
バルーンは、早朝の大気が冷え込んでいる時に飛ばすので、出発が早い。

ケニアの朝は冷え込むうえ、上空へ上がるので、Tシャツ、薄手のセーター、フリース、ウィンドブレーカーと着込む。
それでも、太陽が顔を出すまでは寒いくらい。
意外でしょ?

チャイを飲んで、トイレをすませ(ロッジに戻るまでの約5時間トイレに行かれない。)、いざしゅぱーつ。

ロッジのジープでフライト場所まで行く。
同乗しているのは、インドから来た新婚さん。
ここは、本当に新婚さんが多い。
夜明け前、バルーンの火入れが始まった。







熱かろう・・・。
1基、2基、3基、と次々に立ち上がってく。


フライト前に、着陸時の体勢などの説明があるんだけど、これまたすべて英語。
「英語は分かりますか?」
とパイロットの方が聞くと、同乗する私達以外の14人が全員頷く。

えっ!?みんな英語話せるののののの???

私達は、正直に「ちょびーーーーっとだけ」と答えると、こっちが分かってるか確認しながら説明してくれた。


気球は、着陸の時、カゴの中の持ち手をしっかりとつかんでかがんでおかなくちゃならない。
風が強いとカゴが引きずられる事もあるんだけど、それに驚いた人が手を離して大怪我をしたケースがあるんだって。
完全に着陸して止まるまで、ぜーーーーったいに手を離したり、立ち上がったりしちゃいけない。
これさえ守ればOK。
おもりをはずすと、ふわりと浮かんだ。


送ってくれたドライバーさんや、気球の準備をしてくれた人たちがみるみる遠ざかっていく。
気球に乗ってどこまでいこう

空に浮かんでしばらくした頃、朝陽が昇った。




眼下にシマウマの群れがいた。

周囲にたくさんある細い線は、ぜーんぶ獣道。

地球は丸い。


地平線で地球の丸さを感じたのは初めて。




車が気球を追いかけてくる。

風まかせの気球を追いかけるのは大変。



1時間のフライトを終えて、サバンナに着陸。
今日の朝食は、サバンナでのシャンパンブレックファースト。



車が追いかけて来てたのは、この準備をするためと、私達をここからロッジまで連れて帰るため。
あと、気球を車に積んで持って帰るため。


フライトの成功をシャンパンで乾杯して、パンやキッシュ、フルーツが並んだテーブルで朝食を取る。
朝食が終わった新婚さんたちは、あっちでチュッチュ。こっちでチュッチュ。
げふーっ、ごちそうさま〜。
ケニアで、オススメによくあげられているバルーンサファリ。
実際乗った人たちの感想も“良かった”“絶対に乗ることをおすすめ!”っていうものがほとんど。

だけど、正直に言っちゃう。
つまんなかったよ。

上空から見渡す広大な光景は、確かにすごいと思うけど、イギリス人のお遊びっていう感覚がどうしてもぬぐえない。
上からこの大地を見下ろす行為に馴染めないというか、何だか失礼な気がして仕方ないのだ。

朝食もわざわざサバンナで食べなくってもいいし、着陸の時にひきずったカゴがなぎ倒した草も、ここを荒らす原因になるんじゃないだろうか。

乗ってみて、それが分かったっていうのは収穫。

さあ、チュッチュしてるインド人さん、また一緒にロッジに戻りましょ〜。

(次のページには、ライオンのお食事風景があります。ダメな方はフレームメニューから「マサイマラN.R./昼のプライベートドライブ」へ飛んでくださいね〜^^)


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