2007.07.15 ナトロン湖2

山影に、陽が落ちていく。
夕暮れ時の川を見下ろす場所で、休憩タイム。
テーブル、椅子を準備してくれたオレクイアが昨日と同じくリクエストしたオレンジジュースを持ってきてくれた。
それにクッキーも。
鳥を眺めながら、しばしくつろいだ時を過ごす。
動物を観察していると、シマウマやハーテビーストなど、なぜか皆同じ体勢でこっちを見たりあっちを見たりする、笑えるもの達がいるんだけど、鳥にもいました!
フラミンゴ。

よく見ると、先頭はアオサギ。
みんな同じ方向を向いて、見てると笑いが込み上げてくる。
こういうシーン、ティンガティンガ(動物などをデフォルメしてペインティングしているアフリカンアート)で見たな〜。
よく動物を見て描いてると、改めて感心する。
シマウマは、今日も隊列を組んで、一列で去ってゆく。

帰りに、低〜〜〜い土手を越えた。
するとオレクイアが、「ここからケニアです。」
ひょ〜、あのちっちゃな土手が国境!

ロッジへ戻り、友人がシャワーを浴びている間、ソファーでくつろいでいると地震が起こった!!
結構大きな揺れだ。
プールの水も、グラスに注いだタスカービールも揺れている。
ここは大地溝帯の斜面に立ってるロッジだし怖い。。。
福岡西方沖地震に遭ってからというもの、地震には敏感なのだ。。。
後から集めた情報によると、震源地はタンザニアのションポーレ山附近でM6とのこと。
大事に至らなくて良かった。。。

気を取り直し、ダイニングで夕食をいただく。
昨日仲良くなったケロイが時々テーブルに来てくれるので、おしゃべりしながら楽しく食事。
ここの従業員は本当によく働くし、よく気が付く。
オーナーの教育だろう。

そんな中、異彩を放っていたのがジュエル。
「ささやき王子」と密かにニックネームをつけた彼は、ささやく様に英語で話しかけてくる。
雇われたばかりなのか、ささやく様にこっそりと話してくるので、英語が苦手にゃ〜私には、なかなか聞き取りづらい。
・・・が、どうやらくどいているよう。
周囲を気にしながら、事あるごとに「beautiful」「sweet」などと言って来る。
「結婚してるのよん」
と指輪を見せつつ、
「くどいてないで仕事しなさい」
と日本語で言ってみる。

この状態から、働き者へと育て上げる教育は、さすがだ。
意識の改革って、一番難しいもんね。
ゲストに対してはとても穏やかなオーナーも、従業員に対してはかなり厳しい一面を持っているのだろう。

さあ、明日はションポーレに別れを告げ、西ツァボに移動だ。



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