2007.07.17 チャイムラバーフロゥで山登り

車は、またまた岩場にあがってきた。
昨日に引き続き、クリップスプリンガーを探す私たち。
・・・・・・やっぱりいない。
何しろ自然が相手。去年会えたのは、本当に運が良かったのだ。

昨日の様子からして、すぐにキラグニにはチェックインしないかも、と思ってたけど、やっぱりせずに、そのままチャイムラバーフロゥへ(笑)
時刻は12時。既に2時間ゲームドライブをしてるけど、さらにこれから山に登っちゃうのだ〜。
んもう、どれが本来のゲームドライブでどれが違うのか分からない、嬉しいハプニング。
と言いつつ、ちゃっかり準備済みの靴下を履く。
今回、歩きやすいアーチフィッターのサンダルを履いてきてたので、ずっと裸足で過ごしてたんだけど、ここだけはサンダルの隙間に小石が入って痛いので、登山用に靴下を鞄の中に忍ばせておいたのだ。へへっ。




小高い火山を、3人で登っていく。
最初は元気に先頭切って意気揚々と登ってたんだけど、途中で足がすくんで動かなくなってしまった。
すっかり忘れてたけど、あたしゃ〜高所恐怖症なのである。
そういえば、観覧車もいざ乗ると怖くて、周囲にある物をを掴んだところで一緒だと思いつつも、観覧車の枠にがっつりしがみついてしまうのだ。
それでも観覧車を見ると乗りたくなってしまうのと同じく、ここでも山を見ると登りたくなってしまったってわけ。
違うのは、観覧車は乗っておけば自動的に上って下りてくれるけど、ここは自分で歩かなくっちゃ〜ならないってこと。




何が怖いってね、まずこの足元をすくわれるザラザラの軽石の道。
踏んでもズルッと滑るのよ〜〜〜〜ぅ(泣)

それにそれに、時々地滑りして道が細くなってるし!!!

一番上の画像の、縦に入ってる線は、地滑りの痕。

なのに、友人もオクボさんも、にっこにこ笑いながらしゃんしゃん登ってく。
ま゛っで〜〜〜〜〜〜。あたしゃ〜怖くて動けないよ〜〜〜〜〜ぅ。
結局、頂上まで助けてもらいながら、ひたすら足元だけを見て登るヘタレな私。
うぅっ。きょわい。。。




ね、ね、急でしょ?意外に急な斜面でしょ???
画像で見ると高低差がごっちゃになって分かり辛いけど、地滑りしてる所はとっても細いんだから!!!

ああ、それなのに、地滑りしてる所を見て、
「このままダンボールでツーッと滑って下りて行けそうねー!!!」
「わっはっは!!!」
「上からオクボさんが落ちてきたら私が受け止める!!!」
「わっはっは!止められるかな〜!!!」
と、絶好調な二人。

ちょいと〜。私も余裕のよっちゃんなキミたちの仲間に入りたいよ。


二人は、傍から見るとよく似ていて、動物を見つけた時も、
「○○がいたけど、草むらに入ってしまいました〜」
とオクボさんが言うと、
「こんな特徴の動物?右の奥の草むらに入っていったの?ああ、見た見た。」
と友人。
「・・・・・・見逃した。」
と私。
大抵このパターンで、2人には置いてきぼりをくってばかりなのだ。

何とか頂上に到着。
最高の笑顔の友人とオクボさん。青い顔したままの私。

けれど、この景色は最高!!!
いつ流れたか分かんないけど、溶岩が流れて止まった痕が、こーんなにくっきりと残ってるなんて凄いぞケニア!!!
・・・と、ここでまた元気な二人組みがお笑いコンビのように揃いも揃って、斜面ギリギリまで行って・・・てか、1歩踏み出してはしゃいでる。

「お゛〜ち゛〜る゛〜よ゛〜〜〜〜〜ぉ。」
山側にぴったりくっついて、震えるヘタレ。

なに?二人とも全然怖くないわけ???

「これは小さなキリマンジャロさ〜ん!キリマンジャロさんも、こんな道ですよ〜〜〜。」
うげげっ。こりゃ、キリマンジャロには登れないわ。

帰国後に出来上がった写真でも、二人は最っ高に最高な笑顔。反対にカチンコチンな私。
う〜む。

よく見ると、上の画像には、おおはしゃぎのオクボさん写ってるし・・・。
もう斜面ギリギリだよ〜。
落ちるよ〜〜〜〜。
上から見ると、赤い大地と黒い大地の境目がくっきり。
1時間の登山を終え、13時過ぎキラグニセレナに到着〜。
何かの撮影があってた。
動物や鳥が来るのをひたすら待ってるよう。
部屋に荷物を置き、すぐに昼食〜。
「キドゴ タファザーリ(ちょっとだけお願い)」
と言って作ってもらったペンネもこの量!!
なんて言いつつも、これにプラスでブッフェから取ってきた、他のおかずも食べちゃったんだけど。
やっぱり、ここはいいね〜。
電灯もかわゆい。
夕方のゲームドライブまで、軽く散策。
雨に濡れたブーゲンビリアが、しっとりとして綺麗。



 <<back   next>>   ++ Kenya top ++   ++ Home ++