2007.07.18 キリマンジャロの輝く峰

6:30、朝のゲームドライブへしゅっぱーつ!!!
「ハバリザアスブーヒ?(おはよう、元気?)」
と挨拶すると、
「☆△◇・・・・」
「???」
「◇★△■・・・」
「???」
「■△☆・・・」
と、日本語を話さず、ひたすらスワヒリ語で挨拶(?)をし続けるオクボさん。
まるで分からなかった。。。がっくり。。。。。。
てか、くやしい。
もっと勉強するぞー!フンガーッ!!
ガックリ&フンガーフンガーしつつ、車に揺られる乙女を朝日が照らし出す。
そしてそして、姿を現したキリマンジャロ(Mt.Kilima-Njaro)。
スワヒリ語で「輝く山」という意味を持つその名のとおり、朝陽を受け赤く染まった山の頂には、雪が光っている。

この世に、こんなに美しい景色があるなんて・・・。
幻想的に雲海の上へ浮かび上がるキボ峰。
ここには、赤道直下なのに氷河が存在する。
その高さが分かるというものだ。


ケニアがイギリス領だった頃、この山はケニアに属していた。
けれど、タンザニアを植民地としていたドイツの皇帝が、アフリカ最高峰(5,895m)だと知り、「キリマンジャロ山が欲しい」と言い出したため、境界線が変更され、タンザニアに属することになった。
ケニアータンザニアの国境を地図で確認すると良く分かるんだけれど、まっすぐ引かれている国境が、キリマンジャロの所で、ぽっこりと曲がっている。
車を停めてしばらく山を眺めていると、
「いいですかー?」
と、オクボさん。
いつもは、
「サワサーワ!!アサンテ(いいです、ありがとう)」
と言う私たちも、この時ばかりは、
「まだ〜。もうちょっと。」
と返事をし、友人も私も心を奪われ、無言で眺め続ける。
意を汲んでくれたのか、オクボさんも「いいです」と言うまで、何も言わずに待ってくれる。
十分山を眺め、気が済んだところで出発。



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